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名もなき家事を数えたりはしない。【夫との家事育児分担】

先日、「名もなき家事」に関するネットの投稿を見かけました。主婦雑誌「サンキュ!」の公式メディアの記事です。▼▼

39mag.benesse.ne.jp

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1つ目の記事タイトルの「日本中の妻が苦しむ」のくだりはちょっと大げさな気もしますが、目に見えない家事の妻側の負担や夫の家事時間との比較など納得の内容でした。

夫との家事育児の分担の話題は雑誌やTV、ネット上などでよく取り扱われていますね。今回は、我が家の夫との家事育児の分担についてちょっと書いてみようと思います。

 

1.家事の数は数えない

まず我が家の場合、家事の数をいちいち数えません。冒頭にあげた「名もなき家事」は目に見えない家事に名前を付けて、その数を可視化できる状態にしています。この方法は、夫や家族との家事分担内容を明確にする場合などに役に立つと思いますが、我が家の場合、家事を内容別で分担しているわけではないので、家事の数を数えることはしていません。「私は〇個やったから、あなたは〇個やってね」とは我が家の場合なりません。

 

2.時間でざっくり分担する

我が家の場合、家事育児は内容ではなく時間でざっくりと分担しています。簡単に言うと「その時にその場に居る人がする」という方法です。例えば「名もなき家事」で挙げられている「シャンプーなどの補充」の場合、シャンプーが切れたその場にいた人が補充をするという事です。わざわざ私が毎回補充しません。

この方法を取っているため、平日は在宅で短時間仕事をしている私の方が家事育児の量は多いです。一方、夫の休日などは、夫がメインで積極的に家事育児に取り組んでくれます。

 

3.夫や子どもの個人の物は基本ノータッチ

「名もなき家事」のリストを見てみると、なぜか夫や子どもの脱ぎっぱなしの靴や服など家族個人の物を片づける作業が入っています。我が家の場合、「自分個人の事は自分でやろう主義」なので基本的に夫や子供たち個人の物はノータッチです。

例えば、脱いだTシャツが部屋の床に脱ぎっぱなしになっていたらそのまま放置します。私が洗濯カゴまで持っていくことはありません。Tシャツが洗濯されないのは、脱ぎっぱなしにした本人の責任という事です。部屋が散らかっていたら散らかした本人の責任という事です。

このように家族で「自分個人の事は自分でやる」という習慣を身につけると、妻の毎日の家事育児の手間は確実に減ります。お子さんがまだ乳幼児の場合は難しいですが、成長するにつれて徐々にできるようになるでしょう。

 

4.家事育児だけに焦点を当てない

家事育児の分担がテーマとなると「妻=大変、夫=手伝うだけ」みたいな構図が描かれがちですが、個人的には「家事育児だけに焦点を当てすぎる」と感じています。(男性の中には「家事育児は女のやること」という強い固定観念を持ち家事育児に非協力な人もいますが、そういう男性については当記事では一旦横に置いておきます。)

個人的に家事育児の分担を考える時は、家事育児だけでなく仕事なども含めた一日全体の流れを見て考えるほうが取り組みやすいと思います。方法としては、手書きでもよいので円グラフに「1日何にどれくらい時間を使っているのか」をざっくりと書きます。自分の分と夫の分をそれぞれ書きます。▼▼

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で、書いた後に妻と夫がそれぞれ家事、育児、仕事に大体どれくらい時間を使っているかを計算して比較します。ここで「ほら!やっぱり私ばっかり家事育児やってるじゃん!(-_-メ)」と怒りたくなったら、一旦深呼吸をしましょう。ここで注目するべきは夫の仕事の時間です。

我が家の場合、会社員の夫はだいたい1日12時間を仕事に費やしています。一方、私は約5時間仕事に時間を費やしていて、夫との差は7時間あります。夫が12時間働いて経済面で頑張ってくれている分、その差の時間を私が家事育児で日常生活をフォローするというバランスで現在は成り立っています。

仮にこれが、1日同じくらいの時間働いていて圧倒的に妻だけ家事育児の時間が多い場合は、話し合いの必要があるという事ですね。

 

5.自分がコントロールできることを増やしていく

夫婦の家事育児分担が問題になる根本的な原因は、妻の自由な時間が少ない(ほぼ無い)ため精神的にも肉体的にも余裕が無くなることだと思います。私も最初は外でフルタイムで働きながら家事育児をしていましたが、自分の時間が無くなりそのストレスで思い出したくもないほど酷い状態に陥りました。

「このままじゃいけない」と思い、フリーランスになって在宅でできる仕事を始めて今に至ります。外でフルタイムで働いていた頃に比べると収入はかなり減りましたが、仕事の時間や休みを自分でコントロールできるようになったので自由な時間をしっかり取れるようになりました。

会社の都合、夫の都合、子どもの都合、親の都合など自分がコントロールできないことに振り回され続けていると、メンタルがやられて下手すると家庭崩壊に繋がります。私の場合、フリーランスになる方法を取りましたが、ここまで思いきった方法じゃなくても少しずつでよいので自分がコントロールできることを見つけて、自分の自由な時間を増やしていくことで気持ちの余裕も増えていくと思います。

 

まとめ

個人的に「名もなき家事」問題は、家族の「自分の事は自分でやろう精神」と、時間で分担する方式、そして自分でコントロールできる事を増やしていくことなどで徐々に負担が軽減されていくと考えています。もちろん、家族構成や働き方などによってすぐに変える事は難しい場合もあると思いますが、取り組む価値は大いにあります。

あと「私ばっかり家事育児やってて大変なのよ!」と夫をヒステリックに責めるのは逆効果だと思います。夫も働くことで経済的に家族を支えてくれています。長時間労働でクタクタになって帰ってくる日もあるでしょう。それをスルーして「私ばっかり!」と責めてしまうとますます夫は家事育児分担から遠のいてしまいます。

夫の仕事について妻側がコントロールすることはほぼ不可能です。そこは一旦割り切って「自分自身がどうすれば家事育児の負担を減らして穏やかに家族生活を保っていけるか」と前向きに考えていく方がずっと建設的だと思います。まぁ、それでも色々悩んじゃうんですけどね。だって人間だもの。