シンプル褒められ服研究日記。時々防災。

アラフォーの人妻が勝手気ままに更新しています

「指示待ち人間」を作ったのは誰?

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今回はファッションネタじゃなくて

珍しく「子育てネタ」を書いてみます。

 

子供達の学校の先生から

「指示待ちする子供」について

何度かお話を聞く機会がありました。

 

「指示待ちする子供」とは

先生からの指示がないと

次の行動に進めなかったり、

先生に確認や許可を取ってからでないと

次の行動を取らない子供を

見かけるというお話でした。

 

先生が「指示待ちする子供」について

理由や背景をおっしゃっていたのですが

その内容は…

・失敗が怖い(失敗すると怒られる)

・自分に自信がない

・生活の中で指示を受けるのが習慣になっている

というような理由や背景でした。

 

先生はおそらく保護者に対して

「失敗を罰せず、温かく見守ってほしい」とか

「子供を認め、自尊心を育んでほしい」とか

「自発的な行動ができるよう育ててほしい」という

気持ちをお持ちになっているのだろうと

察するのと同時に、

「これは保護者だけの問題なのかな?」と

ふと疑問に思いました。

 

当の保護者達も子供の頃は学校で

間違った回答にはバツをつけられ

(まぁ、これは当たり前だけど)、

苦手な科目は評価を下げられ、

個性が強すぎる子は

「扱いにくい子」とされるなど

ルールや平均値から外れてしまうと

何かしらのペナルティを

受けやすい環境にありました。

 

学校を卒業して社会に出てからも

仕事で失敗すると怒られ、

場合によっては

降格などのペナルティを課せられ

すっかり自信を無くしてしまう…。

 

私自身も取引先から注意されたりして

しょっちゅう凹んでいます(´・ω・`)

さすがに報酬を減らされたりとかは

ありませんが…。

 

こういう「間違うとペナルティを受ける」

という環境で育ってきた大人が

いざ自分の子供を育てるとなると

子供に対して「間違わないように」と

注意深く子育てしようとするのは

ある意味自然な行動だろうと思いました。

 

「失敗するな」、「間違うな」、

「ペナルティがあるぞ」という

見えないプレッシャーの中で育ってきた大人が

保護者になったとたん、

「失敗を罰せずに温かく見守ってください☆」とか

まわりから急に言われると

「え?今までの私は何だったの?」と

力が抜けて膝カックン状態になります。

真面目な人ほどそうなりやすいんじゃ

ないでしょうか。

 

もちろん子供に対して、

失敗を責めずに温かく見守る点は大賛成です!

あと、別に先生や学校を責めているわけでも

ありません。

 

ただ、「指示待ちの子供」や

社会人の「指示待ち人間」が作られたのは

保護者だけの問題ではなく、

「失敗にはペナルティを与える」という

学校を含めた社会の方向性が

色々絡みあっているんじゃないかな、と

思った次第です。

 

長くなりましたが、

以上アラフォーBBAの独り言でした!